第13章 *妻の不安【真田弦一郎】テニプリ*
「、聞きたい事がある」
「な、何…?」
自分も汗を流しそろそろ就寝という空気の中で、俺はと向かい合い話し掛けた。
何処か怖がっているように見えるの表情。
その原因は俺の真剣過ぎる顔だ。
けど自分では分からない。
「俺に何か言いたい事があるのではないのか?」
「う……」
「話してみろ」
「いや……言いにくいから大丈夫だよ……」
「大丈夫なわけがない。食事もまともに出来んようではいずれ憔悴する」
「大袈裟だよ」
「俺は真面目に聞いているのだ。どうか答えてくれ」
言いたい事も言わせられないなど……まだまだ己は修行不足か。
夫婦とは一心同体。
何事も隠し事は許されん。
俺に出来る事なら何だってしてやる。
だから包み隠さずに全てを打ち明けてほしい。
「……弦一郎」
「なんだ?」
「私は……ちゃんと女として見られてる……のかな……」
……どういう意味だ。
俺はキチンとお前を女として見ている。
そう思っていると、が自分からパジャマのボタンを外し始めた。
驚くと共に固まってしまう俺。
けど恥じらいながらゆっくりとはだけさせていくを見て、俺は身体の中がざわめくのを感じた。