第2章 *ハンジの発明【リヴァイ&ハンジ】進撃*
「開発したんだよ!そろそろリヴァイ達も飽きてきた頃だと思ってさ!」
「余計なお世話だ」
「で、ココ!このボタンを押すと動く仕組みにしてみたんだ!ほらな?!」
ブィィィン……
と、無機質な音が二人周辺に響く。
更にハンジはこの怪しい物体についての説明を熱く語り始めた。
先ずは本物を見てスケッチしただの、
正確に形を再現するのに手こずっただの、
中に振動機能を組み込む事を思いついた時は興奮しただの……
リヴァイにとってはどれもこれもウンザリする話ばかり。
だが最後にハンジが言った事に、彼は1番の反応を見せた。
「コレを入れられた女の子はそれはもう狂ったように感じるんだ!」ってやつに。
「本当か?」
「間違いない!だが人それぞれみたいでね。私も記録を取る為に是非参加させて欲しいんだ!」
「……何?」
何故……お前を……俺との情事に……参加させなきゃならねぇんだ。
怒りを全て目に集め、ギロリとハンジを睨み付けるリヴァイ。
彼は断るつもりだった。
そう。“だった”