• テキストサイズ

【ごちゃ混ぜ】裏夢物語

第12章 *なら及川、お前が退け【岩泉一】ハイキュー!!*




そう言うの顔は本心を隠しきれていないものだった。

言葉では俺の望んだ事を言ってくれたが、表情は作り笑い。
顔が引きつっていて……いつもの明るい笑顔じゃなかった。



「先輩と居るだけで私は十分ですよ…!」

「……ちげーだろ、嘘つくな」

「う、嘘じゃありません!」

「お前は分かりやすいからな。表情がかてぇ」

「っ……」

「本当の事を言え。全部聞いてやるから」



先ずはこいつの不安を全て受け止めようと思った。

どんな事を言われてもいいから隠さずに全部吐き出して欲しい。


分かりやすい性格のお前がこれまで良く我慢して来たなと思う。
でもそれじゃ何の為に俺がいるのか分からない。


お前の事を支えてやれるのは俺。
お前の為なら俺は何でもする。


知らないだろうけど、今までこっちはの存在にいつも力を貰ってた。


まだ来てねぇのかって体育館見渡して……
姿を見つけると心があたたかくなって……
今日も気合い入れねぇとなって練習に励んで……


を見つけて気になった頃からずっと……俺はお前から元気を貰ってた。


勝手だけど……

名前も知らなかったお前を自分の支えにしてたんだ。


だからを大事にしたい。
好きだからこそ大切にしたいと思った。


でも俺は間違ってたんだろ…?


教えて欲しい。
お前の本当の気持ちをぶつけて俺に教えて欲しい。


全部……。
/ 164ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp