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【黒子のバスケ】君を見つけた

第2章 出会い


2階に昇る階段に足をかけた時、ぐっと腕を引かれ後ろに倒れそうになった。



「___きゃっ!?」



しかし、倒れることはなく、私の体は赤司に抱き締められていた。



「せっ征くん?!どうし___」



赤司「…やはり…君を連れてきたのは間違いだったかもしれないね……エレナ。」



耳元で囁かれる言葉。
顔は私の顔のすぐ横にあるため見れないが、少し彼の体が熱くなっているように感じた。


ふと体が離されたと思うと、
すぐに赤司の顔が近づき、唇が重なった。



「……んっ……ふ………っ」



今までのキスと違い、赤司は角度を変えながら何度もエレナの唇を奪う。
息をするために少し開いた私の口に、するりと自分の舌を滑り込ませて私の舌に絡める。



突然のことに驚き、体を離そうと彼の胸を押すがびくともしないどころか、抱き締められ、後頭部を押さえられてしまう。



「んっはぁ……んん……ふぅ///!」



私の口内を彼の熱い舌が甘く深く犯していき、私はだんだんと体がジンジンと熱くなっていくのを感じた。

息つく隙すら与えられない行為に体の力が抜け、赤司にしがみついていないと立っていられないほどだった。


唇が離れると二人の間に銀糸が繋がった。
まるで先程までの甘く深いキスの名残のように。



目の前の赤司の目は普段よりも深い紅に妖しく光り、私を見つめる。
心臓の鼓動は速さを増し、息はまだ荒いままだった。



赤司「クスッ……なんて顔をしてるんだい?……腰が抜けてしまったみたいだね……俺の可愛いエレナ…」



優しく微笑む赤司は、もう一度私を抱き締めると額にキスを落とし、体を離した。



「征くん……///?」



赤司「すまない……君があまりに他の男たちを惹き付けるから……妬いてしまったよ。……嫌いになったかい?」



私の顔を覗きこむ赤司の顔は普段よりも色気があり、私は戸惑い、目を逸らしてしまう。



「……私が嫌いになるわけないって……知ってるくせに。……征くんの意地悪…」



赤司はフッと笑い笑顔を見せる。




赤司「好きなんだよ……君が。」




「えっ___」


虹村「___全員集合!始めんぞー!!」



虹村が練習開始の召集をかけている声が聞こえ、赤司は小さくため息をついた。
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