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代役屋

第2章 代役屋


『ねぇねぇミカ!』
「ん?」
『昨日有村先輩と話せたよっ!!!』
「マジでっ!?よかったじゃん♪」

有村先輩こと有村 涼(ありむら りょう)とは真緒の好きな人。
バスケ部に所属しており、次期キャプテンと言われているエースだ。美華と真緒が通っている高校「帝城高校」のバスケ部は部員数が多くスタメンは例年3年生だけだった。3年間試合に出られない部員が半分以上いる。だが名門帝城バスケ部と名前にひかれて入部してくる生徒が後を引かない。だが有村先輩は1年からスタメンに抜擢され、今までのすべての試合に出てきた。帝城バスケ部創立以来のずば抜けたバスケ能力の持ち主と言っても過言ではない。そう、かなりモテる。

『有村先輩の筆箱がさ、理科室に置きっぱなしで。あと追いかけて届けたらありがとうって言ってくれた!あの爽やかな笑顔で!』
「おぉぉぉwよかったねぇ!」
『幸せすぎるよっ』



会話が続く事10分。
降りる駅に着いた。

「んじゃ、電車降りるから」
『はーい!学校でね!』
「あいよ☆」

ケータイをポケットにしまうと、駅を出て学校に向かって歩き始めた。
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