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BSR短編集

第15章 浮いた気持ち 佐助





「…あ」

また、みてしまった。




「、いい加減にちゃんと言った方がいいって」

「…うん」

私の親友である悠奈。

「でも、もういいかなって」

「付き合ってるんでしょ?話し合いなよ、ね?」

私の彼氏、佐助くん。

「っていうか、何考えてんだか…」

「うん」

佐助くんは、浮気をしている。

「証拠も無しに問い詰めるわけじゃないんだし、勝機は完璧にあるよ」

「わかってるよ」

浮気。無断で他の異性と交際すること。
…私の彼氏は、浮気をしている。

「認められないわけじゃないんでしょ?」

「わかってるもん」

なんだかんだで、私は彼氏の佐助くんと、もう半年近く付き合ってる。
今迄恋愛経験がなかった私からすれば、まず男女交際なんて考えられなかったし、イケメンくんと付き合えるなんて思ってなかったし、幸せになれるわけがないって思ってた。
うん、やっぱり、幸せになんてなれなかったけど。




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