第2章 キャラメル。
バスケはすごく魅力的で
すごーく楽しそうだった。
火神もリコさんもいい人だし、
黒子くんもなんか面白そう。
でも、多分、
私の体はついていかない。
私は日記を書いたら、
明日の準備をして、ベットに潜り込む。
神様、どうか明日も
無事何事もなく過ごせますように!
そうお願いをすると
瞳を閉じる。
いつもいつも
眠る時はすごく怖かった。
目をつぶって眠ってしまうと
そのまま一生起きれなくなってしまうんじゃないかって…。
余命1年を宣告されてからは
それが更に増した。
大丈夫。
そう言い聞かせていても
怖くて
怖くて
たまらなかった。
でも、気がつけばいつだって
ちゃんと朝が迎えに来てくれた。