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水玉DAYS☆黒子のバスケ

第8章 水玉DAYS


そして、あいつが飛び出してったあの時。

そもそも、
その前から強がってる子供みたいな顔で

あいつは泣いてた。

すぐに嘘ついてるってわかった。
でも、ちゃんと分かってたよ。

俺を傷つけないようにしたかったんだろ?
…ありがとう。


あの飛び出してった鈴音を見つけた時、
鈴音は無意識の中ずっと俺の名前を呼んでた。

知ってたか?

演技するなら最後まで完璧にしろよ。



ひとつひとつの思い出が
愛しくて、

水玉のようにぽつぽつと
心を染める。


最後にあいつが残してくれた手紙を
おばさんからもらった。

びっくりするぐらい
シンプルな手紙だった。


あいつらしかった。


手紙を開いて
静かに笑う。






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