第8章 ◎ 保健室
ー 橘 涼 side ー
「もう〜、また保健室…」
桐生サエに話し掛けたが無視された(笑)
おい、ツンツンか?
流行りのツンツンか?
俺はデレも欲しいぞ?
求むデレ!!
『涼ちん逃げられたね〜保健室までGO!!GO〜♪』
「今行ったら余計不機嫌にしちゃうからダメです!」
あいつ、、
俺のせいで不機嫌だったのか...笑
『あいつ保健室常連なのか?』
『まぁ常連っちゃ常連!サエは常に寝不足だからな〜(・_・; 』
やっぱり、あいつ変なバイトしてんのか?
「寝不足なのに毎朝完璧なのが凄いよね♡ヘアースタイルもバッチリだし♩ネイルだって..ry」
『はいはい、水無瀬は黙ろうか(笑)』
「なんでーー!聞いてよ黒崎くん!」
『落ち込まなくても大丈夫だぜ涼ちん!けんちゃんよりは多分…好かれてると思うから♪』
『けんちゃん?』
自己紹介ん時も何か言ってたけど…
誰だ、それ?
「『東金賢二』」
?
まだ会ってねぇな。
『で、その東金先生は桐生に嫌われてんのか?』
「『うん!(・_・; 』」
『けんちゃん、サエに会えば “好きだ!付き合おう” って、しつこいからさ〜(・_・; ほぼ毎日だぜ?毎日!笑』
それは凄い嫌われそうだな(笑)
桐生に限らず、毎日言われると
流石に ウザいだろう。笑
でも、まぁ。
先生って立場でストレートに告白?
出来るのを凄いと思うべきか、馬鹿と
言うべきか難しいところだな。