第5章 ◎ 新担任
これから先、私は誰かを
好きになれるのだろうか。
人を信用出来るのだろうか。
馬鹿みたいに過去に怯えている私を
誰が愛してくれるだろうか。
「サエ〜ただいま!ミルクティー買ってきたけど最後の1本は橘先生に買われちゃった!泣」
橘涼もミルクティー飲むんだな。
甘党顔してたかな?
『好きな飲み物まで一緒なんだな♪ サエ!お似合いだと思うぞ♪』
「ミルクティーありがとう^^ 」
「ぎゃーー♡サエが笑った♡♡♡♡」
変な担任に変な幼馴染。
新学期、1限目終了...
もう既に帰りたい気分だ。