第10章 ◎ 忘れ物
ー 理玖 side ー
いかにも寝起きって顔だな(笑)
まぁ、最近は寝れてねぇんだろうな。
昔の夢見て魘されてるしな...
店で忙しいとはいえ、サエの事は
ちゃんと見ている。
こいつが演技する様になったのも。
こいつが泣かなくなったのも。
全部、あいつ等のせいだからな。
「ん、」
手を差し出すだけだと!?笑
店の時と違いがありすぎて、おいおい...
笑っちまうだろうが (笑)
『お怒りですか?^^ 』
「... 理玖!! 」
お、可愛い。笑
『ん?^^ 』
「スマホ、」
あ、また戻った 。笑
妹みたいで可愛いんだよな〜
つい意地悪したくなっちまう。笑
今したらシフト確認出来なくなるから
我慢するけど (笑)
『ほら、ミルクティーも。』
「ありがと、、」
『一緒に帰るか?笑』
「うん、帰る、、」
相当眠いらしいな (笑)
『馬鹿か (笑) ちゃんと授業受けねぇと赤点だぞ?笑』
「理玖が言ったくせに!笑」
『その素直さは要りません。笑』
「はぁ?ミルクティー飲ますよ?」
『お子ちゃまが飲む甘い〜ミルクティーなんか俺は要らねぇの(笑)』
「全国のミルクティー好きな大人に謝れ!笑」
つい、いつもの調子で...
からかってしまったが、、、
こいつ演技忘れてんのか?笑
素に戻ってきてんぞ?笑