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この恋、大誤算!
第10章 ◎ 忘れ物
『サエ大丈夫かー?』
珍しく顔に出ていたのかな?
いつも、見て見ぬ振りをしてくれる
大和が今日は それをしなかった。
ダメだ。
本当にダメだ。
夢を引きずり過ぎだ。
「ちょっと寝不足かなー?笑」
『そっか!まぁ無理すんなよ?』
「はいー!」
深追いしない。
でも声掛けはする。
それも、タイミングを見計らって。
そういう優しさが、気遣いが
嬉しかった。
ありがとう!大和。
嫌な夢を見て、気が抜けていたのか。
忘れ物に気付かなかった。
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