第1章 百日紅の夢
「ひぅっ…っは、ぁ…あンっ…‼」
兵長の大きな楔が中を擦る度に堪えきれない疼きが湧き上がる。
ついさっきまでは中に在るだけで苦しかったのに、今私の身体は更なる快感を求めている。
ぐちゅぐちゅと濡れた音を立てながら兵長のモノを飲み込んでいるソコはもう自分では何ひとつコントロールできない。
だらしなく口を開いて兵長の動きに合わせて只々声を漏らし続けた
「大分慣れて来たか?」
兵長の声が遠い。
なのに自分から聞こえる濡れた音だけはやけに大きく聞こえて、じっとしていられないほどの羞恥心を煽り立てていく。
「あ、ゃあっ…ンンぅ!」
「やはりユウリ、お前はど淫乱だな。すぐに腰を振るとは言ったが、ここまで早いとは俺もわからなかった」
薄く笑いながら私の腰を押さえつけた兵長の言葉に衝撃をうける。
兵長が揺らす動きに合わせて、より激しくなる様に自分で動いていた。
恥ずかし過ぎて声にならない。
「淫乱のお前にははじめてだとしてもこの程度では足りなかったか?」
ニヤニヤと笑われながら胸を掴まれた。
ぐりぐりと敏感な箇所を擦りあげられ、全身ががくがくと痙攣を始める。
「あっあっやだっだめっ!」
襲い掛かってくる強すぎる快感の波に恐怖を感じて咄嗟に逃げようと身体を捩る。
途端に腰を掴まれ、激しく叩きつけられた。
ガツンと身体の奥へ形容しようのない衝撃が走り、目の前が真っ白になる。
「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
ちかちかと白い光が明滅し、後ろに引っ張られる様な感覚。
まさしく絶頂と呼ぶべき激しさは、それでは終わらなかった。
ガツンガツンと幾度も突き上げられる衝撃にずっとイキ続けている様な激しさだ。
もしかしたら本当にイキ続けていたのかもしれないけどもうそんなことどうでもいい。
ほとんど叩きつけられる様なピストンに兵長の動きを受け止めるので精一杯だ。
「だめっ…兵っちょぉっ…も、死んじゃうっ‼」
「イキたきゃ勝手にイってろ」
兵長もラストスパートなのか動きがより一層激しさを増す。
その動きに一瞬で視界が真っ白になり、ゆっくりと暗くなっていった。
そしてそのまま意識を失った。