第18章 テレフォン……
「あれは美月ちゃんじゃなくてゆきなだもん。
俺は、美月ちゃんの声が聞きたい。
ほら、イヤホンとマイク取っておいで」
どうしようかな…。
そう思いながらもとりあえず指示に従う。
「聞こえる…?」
「うん、バッチリ」
イヤホンとマイクをスマホに繋ぐ。
ユウトの声が近くなった。
耳元で囁かれてるみたい。ドキドキしちゃう。
「じゃあ、ほら、おっぱい触ってみて」
「えぇ~…」
思いっきり気乗りのしない返事をすると、ユウトの声が小さくなった。
「だめだ…。
美月ちゃんの声が聞けないと、俺寝れそうにない…。
明日のオーディション絶望的だね…はぁ…」
わざと大きなため息をつく。
うぅ…私がユウトの身体を心配してること分かってて、確信犯なんだから…。
仕方なく、私は左手で、自分のおっぱいに触れてみる。
「んっ…触ったよ…」
イヤホンから、ユウトの嬉々とした声が聞こえてきた。
「ホント!?
…チュッ…美月ちゃんのおっぱい、舐めてあげたい…。
俺の代わりに、乳首触って…
ほら、立ってきた…?」
ユウトの声聞いてると、変な気分になっちゃう…。
私は言われるがままに、自分の乳首を摘まんだり、撫でたりする。
立ってきちゃった…。
「んんっ…ユウト…何か変だよぉ…」