第16章 2回目のオモチャ
「美月ちゃん。俺…。
我慢できない…はぁっ…はぁっ…。
締めすぎだよっ…」
苦しそうな声と表情のユウト。
ユウトがこんなに余裕のない顔をするのは今だけ…。
私は愛しくて仕方がなくなる。
グチャ…グチャ…。
「あぁっ…あぁんっ…ユウト…。
気持ちいいよぉ…あぁっ…はぁっ…はぁっ…」
二人で、ただ快感に没頭するこの時間が好き…。
「美月ちゃん…好きだよ…はぁっ…」
この言葉に激しいキス。
私の身体と心は煽られて、また絶頂が近くなる。
「ユウト…んんっ…私も…はぁっ…はぁっ…
好きぃっ…!!はぁっ…はぁっ…」
私たちは二人で果てた…。
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「美月ちゃんと俺。
本当に身体の相性もいいよね」
二人でベッドでイチャイチャしながら話す。
ユウトはすぐ、恥ずかしいことを言ってくる。
「私はユウトしか知らないもん…。
分かんないよ。
ユウトは…何人と、エッチしたの?」
照れ隠しに言ってみただけだけど、ユウトが明らかに動揺する。
「いや、えーっと、そんなに多くないよ?
ホントホント」
こういう時は本当に分かりやすいんだから。
ユウトの反応にちょっと、寂しい気持ちになる。
いっぱい女の子抱いてきたんだろうなぁ…。