第16章 2回目のオモチャ
ちょっと驚いてたけど、ユウトは無言の返事を受け取ってくれたみたい。
もちろん、私はずっと、ユウトだけを想ってるよ。
「んんっ…」
自分から舌を絡めて、ユウトの口の中を味わう。唇を吸う。
柔らかくて、気持ちいい…。
「ユウト…好き…んんっ…」
キスの合間に伝えると、ふわり、身体が浮いてお姫様抱っこでベッドに連れていかれる。
そのままユウトが覆い被さってきて、息ができなくなりそうな激しいキス。
私の全身は、キスだけでとろけそう。
本当は今すぐ、ユウトのもので貫かれたい。
恥ずかしくて言えないけど…。
チュッ…チュッ…
ユウトが全身にキスを落としていく。
時々チクッとした痛みが走る。
「美月ちゃんは、俺だけのものだって印…」
服に隠れる部分を選んでつけられるキスマークに、ドキドキして興奮してしまう。
「はぁっ…あぁんっ…いっぱい…つけて…」
チュウッ…。
ふいに、強く乳首を吸われた。
「あぁんっ!…あぁ…はぁっ…」
気持ちよくて、あそこが濡れるのが自分でわかる。
…あそこ触って欲しいよ…。
でも、そんなこと言えない…。
ユウトの手は全身をゆっくり撫でまわすけど、肝心の部分はわざとすり抜けていく。