第16章 2回目のオモチャ
「美月ちゃん。似合うね…」
シャワーから出てきたユウトは、腰にバスタオル1枚。
髪が濡れて、いつも下ろしてる前髪が後ろに…大人っぽくてセクシー。
やだ、ドキドキしちゃうよ…。
「あのさ、俺…美月ちゃんにプレゼントがあるんだよね…」
私の脚ばっかり眺めながら、ユウトが渡してきたのはリボンのついた包みとポスター。
開けてみると、ユウトと変身後の仮面レンジャーのポスターと、もうひとつは…20センチ位の棒状で先には何かイボイボがついてるもの。
後ろには…スイッチ?
…これって…バイブ…?
「ごめん、引く…?
美月ちゃん、エッチだから、俺と会えない間に浮気しないか心配で…」
「…会えない間、このポスターを見て、一人エッチしろってこと…?」
呆れる私に、ユウトは不安そうな表情で答える。
「これから、もっと忙しくなると思う。
仮面レンジャーは終盤だし、今度夜のドラマの役ももらえそうで。
寂しい思い、させると思うんだ。
でもなるべく連絡はマメにするし、もうちょっと…我慢してくれないかな…?」
いつも涼しい顔で、難しいこともやってのけちゃうユウト。
こんな風に甘えたり、不安な顔を見せるのは、きっと私にだけなんだよね。
…チュッ…
私は堪らなくなって自分からキスする。
やっぱり、ユウトが大好き…。