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エッチな声のお勉強

第1章 出会い系


「えーっと、本当にいいんだよね?
キスは、しない方がいい?」
やたらと煌びやかなホテルに入り、いくら寝返りを打っても落っこちないようなベッドに二人で腰かける。

恥ずかしいけどキスも経験ないし、しとかなきゃわかんないもんね。
「して。いっぱ……んんっ」
言い終わる前に綺麗な顔が近づいてきて、唇が重なった。

男の人の唇って、すごく柔らかくて気持ちいい。
何だか力が抜けちゃうよ……あっ、舌が……。

「唇、開いて」
彼は低い声で言って、唇をペロッと舐めた。
チュッ……チュッ……。艶めかしい音が耳に届いて、余計に興奮してきちゃう。

ゆっくりと言われた通りに唇を開くと、温かい舌が口の中に入ってきた。

何これ、背中がゾクゾクして……変だ。
どこも触られてないのに、あそこが熱くなって、な、何なの……生理まだだったよね。
何かでてきちゃうよ……。

「せっかちだね。早くここ、触って欲しいってこと?」
足をもじもじさせてたら、ユウトが意地悪そうな笑みを浮かべて下着の中に手を差し入れてきた。

「あっ!」
触れられた部分から背中にビリっと電気が走って、思わず腰を引く。
クスリと声を立てたユウトは、「ワンピース、シワになったら困るもんね。先脱いどこっか」なんて慣れた手つきで背中のファスナーを降ろし、ブラのホックを外てくる。

私はベッドに押し倒され「腰上げて」言われるがままに動いたら……わぁ、裸だ!
ユウトはまだ全部着てるのに、は、恥ずかしいよ……。

「俺も脱いどこ」
目を逸らす私に気が付かず、ユウトはTシャツを脱ぎさって、金属音を立ててズボンを下ろす。

鍛えてるのかな?華奢だと思ったのに、腹筋すごい……。
パンツに手をかけるけど、私は手でそれを制した。

「早く気持ちよくして欲しいの?ホント、エッチなんだね」
そうじゃなくて……パンツの中を見るのが恥ずかしかったからなんだけど。
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