第6章 初めての後ろ
ホテルに入り、いつもの行為が始まる。
私は『ゆきな』で、ユウトは『先輩』。
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「先輩っ…。どうして?」
乱暴にベッドに押し倒されるゆきな。
「俺が何も知らないと思ってんの?俺と付き合ってて、何で先公ともやれんの?お前」
ゆきなの顔色が変わる。
「…。」
「黙ってんなよ!お前は俺のもんだろ!」
先輩は無理矢理、ゆきなの唇を奪う。
「んんっ…」
イヤイヤと首を振るゆきなだが、首を押さえられての長いキスに、だんだん力が抜けていく。
「はぁっ…せんぱっ…んんっ」
ゆきなが何か言おうとするたびに、先輩が唇を塞ぐ。
ゆきなは言い訳をするのを諦めた。
「お前は俺のもんだってこと、ちゃんと身体に分からせてやるよ」
抵抗をやめたゆきなの服は、乱暴に脱がされていく。
下着も剥ぎ取られ、裸でベッドに横たわるゆきな。
「ほら、脚、開けよ」
言われるままに大きく脚を開く。
先輩は、ゆきなの秘部に顔を近づけるけど、舐めることも、触ることもしない。
ゆきなは羞恥で顔をしかめる。
「先輩っ…恥ずかしいっ…」
「恥ずかしいわりには、ずいぶん濡れてるな。触って欲しいんだろ?
すげぇ、ヒクヒクしてる」
そのまま眺めているだけ。
ゆきなは堪らなくなり、誘うように腰を動かす。