第3章 収録
ちょっとほろ酔い?のユウトと一緒に店を出る。
「今日はユウトに会えて楽しかった」
駅の方に歩き始めると
「どこ行くの?」
と腕を掴まれる。
「え?私の家、こっちだから…」
私の話を聞いてるのか聞いてないのか、ユウトは勝手に歩いていく。
腕を掴まれているので、私も付いていく形になる。
そうして着いたのは、前とは違うラブホテルだった。
「お、空いてる」
ユウトが部屋のパネルをタッチすると、カギが出てくる。
久しぶりに会ったから、やっぱりやっとこうってこと…?
何だか不満だけど、反対に期待している自分もいる。
私って、ユウトのこと好きなのかな。
それとも、ユウトのエッチが好きなのかな…。
考えながら付いていくと、部屋の前に着いた。
ガチャン…
部屋を見て私はびっくりした。
「これって…体育倉庫…?」
部屋の中は、跳び箱、ボール類、バトン、たすき等々…まるで学校の体育倉庫だ。
そして、壁には体操着がかかっている。
いや、ブルマって…。
今どき女子も短パンだし。
なんて思ってると、にっこり笑顔でユウトが言う。
「はい着てね。ゆきなちゃん」