• テキストサイズ

エッチな声のお勉強

第18章 テレフォン……


「…」

「…」

しばらく沈黙が流れる。
思い出してみると、恥ずかしい。

あぁ、恥ずかしすぎる…。

一人エッチでイッた上に、その声をユウトに聞かれるなんて…。

赤面して一人身悶えしてると、電話の向こうから笑い声が聞こえた。

「あははっ…すげぇ出た。
俺たちって、恥ずかしいね。
でも、ヤバい、美月ちゃんの声良すぎて、俺、クセになるかも…」

「癖にって…。
こんな恥ずかしいこと、二度としないんだから!
ユウトのバカ!」

大声で怒りながら、私は本当は分かってる。
自分がユウトのお願いなら、どんなエッチなことでもまた答えちゃうことを。

だって、ユウトが大好きなんだもん。

私の心を知ってか知らずか、ユウトは向こうで大あくびをする。

「明日オーディションでしょ?
もう寝よ」

「うん…。美月ちゃん。大好きだよ…。
今度、連休取れそうだから、旅行行こう。
お休み…」

最後に私を喜ばせる一言を言って、ユウトは電話を切る。
旅行…?

本気なの?
そんなの、楽しみすぎるよ。

私は興奮で眠れなくなって、布団の中で妄想に耽ってしまった。
/ 121ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp