第2章 メリーさん
昔、私はメリーを捨ててきた…
母「そんなもの捨てていきなさい!」
少女「嫌っ!!!メリーは、私の初めてのお友だちなの!!」
母「ダメって言ってるのが分からないの!?」
少女「嫌っ!!!メリーも連れていく!!」
母「…っ、いい加減にしなさいっさつきっ!!!!!」
少女「もうっ!!!お母さんなんて大キライっ…もう寝る!!!」
少女「うっ…うぅ…メリー…ずっと一緒だから…ね…」
スゥ…スゥ…
カチャ…
母「ふぅ…やっと寝たわね…全くこんなボロボロのお人形気味が悪い…早く捨てましょ…」
次の日の朝
少女「おはよう!メリー……え?メリー?どこ!?メリー!!」
少女「お母さんっ…メリーをどこにやったの!?」
母「あぁ…昨日の夜あなたが寝てから捨てたわよ?」
少女「そ…んなぁ…メリー…!!!!!」
少女は、一日中泣いた。
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