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【うたプリ】I Love You 【オールキャラ】

第18章 藍那編


まただ、ボクの知らない感情。
そうだあの人に聞いてみれば・・・。

『ボク少し出掛けて来る』
「あ、藍ちゃん。どこに?」
『すぐ近く』
「絶対夕食前には帰ってきてね!」
『わかってる。』

微笑んで見送ってくれてるナツキとショウ。
早くこの感情を教えて。


「どうしたんだい?アイアイ。
 こんなところに呼びだして」
『少し聞きたい事があってね。』

茂みの中の小さな広場。
ここでよくST☆RISHやQUARTET NIGHTなどが作詞したりしている。
そこにある人物を呼びだした。
神宮寺レン、ランマルが担当している。
レンなら恋愛経験豊富だしわかると思ってね。

『よくナツキがショウといると胸がズキズキするんだ』

レンはヒューと口笛をした。

「答えは簡単さ。
 つまりアイアイはシノミーに恋をしているのさ。」
『恋・・・?』
「あぁ。自分以外の奴と喋ってたり一緒にいたらイライラと か、ムカムカしてくるだろ?
 それは嫉妬してる証拠さ」
『でもナツキもボクも男だよ?』
「恋愛に性別なんて関係ない。
 大事なのはハートさ」

そうか。これは恋なのか。
ボクは好きとか嫌いとかそういう感情がわからない。
でもナツキを見ると・・・

『レン、ありがとう。』
「どういたしまして。
 アイアイがシノミーにどういう感情があるかは知らない  が、想いを伝えてみるのもアリさ」
『・・・ナツキはショウの事どう思っているんだろう』
「それもシノミー本人に聞いてみるといい。
 じゃ、俺はこのへんで。この後レディーと会う約束がある からね。待たせちゃ可哀想だ。」
『うん。』

レンがああ言うのだから、ボクはナツキに恋をしているのかもしれない。

「あ、そうそう。
 1つ言い忘れてた。」
『何?』
「いくらシノミーとオチビちゃんが羨ましいからって、おチ ビちゃんを恨んだりしてはいけないよ。」
『・・・わかってる。』
「なら良かった。幸運を祈るよ」

ナツキがショウを好きだったら。
好きな人の幸運を祈るのも好きになる条件だよね。
それにショウは大事な後輩だ。
後輩を恨むなんて、先輩としてあるまじき行為。
さ、2人が待ってる場所へ戻ろう。
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