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僕の小説のモデルになってください

第6章 そんなことが嬉しいの?


彼が私の顔をじっと見つめる。

「うん?」

私は彼の顔を見上げる。

「いいの?」

彼がもう一度尋ねる。

「うん。なんか…嫌がったりしたほうがいいの?」

私は尋ね返す。

「いや、それは困るね…」

そう言って、私の着てるニットに手をかける。

ニットの裾をちょっと持ち上げた彼の手が止まる。

「これは…どんなふうに脱がすべきだろう…?」

「……」

私は自分でニットの裾をつかみ、普通に上からガバッと脱ぐ。

乱れた髪をちょっと手で整える。

「あぁ…やっぱそうだよね…」

彼がつぶやく。

「下は? ホックはどこ?」

彼がスカートのウエストを探りながら尋ねる。

「あ、これね。ゴムなの」

私は答える。

「そうなの? そんなふうに見えないけど…」

彼が驚いてる。

私は少し立ち上がってスカートを下げる。

そしてまた座って、スカートを足から脱ぐ。

キャミとブラとパンツと靴下だけになった私は、彼の隣にピッタリくっついて座る。

「ふふ…可愛い…みなみ」

「うふ…ありがとう」

彼は嬉しそうに笑い、私の腰に手をまわす。

「制服の脱がしかたなら完璧にシミュレーション出来てたんだけどな…」

「そうなんだ」

彼の言葉に私は笑う。

「可愛いね、本当に」

彼が私を眺めて、また言う。

さすがに恥ずかしくて私はちょっとうつむく。

「今日はピンクなんだね。パンツ」

「ふふ…うん」

「上は? これ脱がしていい?」

彼がキャミをちょっとまくって言う。

「うん」

彼が私のキャミを脱がせる。

私はちょっと手をあげて脱がせやすくする。

「わぁ、上もピンク。可愛い」

「えへへ」

彼が私の腰をグッと引き寄せる。

唇にチュッとキスする。

そして私の顔を見る。

「泣かないの?」

彼がちょっと意地悪っぽく微笑んで言う。

「つまんない?」

私も彼の顔を覗き込んで少し笑う。

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