第1章 【amore】
「目を見ろ、」
顎に当てていた手を今度は頬にまわした
「やめて、ディーノ」
「今のこの俺が冗談言ってるように見えるか?」
ゆっくり視線を合わすとまだ真剣な顔つきだった
その青い目はまっすぐを見つめ、ふざけてる様子など
一切感じられなかった
「からかってるように見えるけど…
俺は本当にに惚れてんだよ。
さっき、NESTの奴等に口説かれてただろ。
すげぇ気に食わなかった。」
「口説いてたって…あれは冗談だよ」
「男ってのはあぁ言っときながら結構本気だったりするんだよ。
気付け、馬鹿。」
馬鹿と言われむっととした表情になる
「だから、俺の気持ちにも気付け…ペルファボーレ」
ディーノは唇が触れないギリギリのとこでとめた
「このまま…キスしても良いか?」
「からかってないなら…良いよ」
ディーノはそっとキスをした
我慢できず少しだけ舌を入れる
「んっ」
深いキスをされる事など想定してなかったは驚くが
ディーノなので不快な気持ちなどなく自分も舌を絡めさせた
くちゅ、と音をたてゆっくり離れる
「…意外とこういうのは積極的なんだな」
ディーノの言葉で自分のした事が一気に恥ずかしくなった
「我を忘れて乱れるの姿…これから楽しみだな。」
ククと笑い書類倉庫から出るディーノ
「!ちょっと…!///」
その言葉の意味をすぐに理解したは
1人残された倉庫でただ、真っ赤になっていた
END
おまけ→