第1章 新たな人生
とある海の上の海戦にて…
兵「艦長!この船はもうだめです。もうじき沈みます!」
艦長「そうか、では船員は直ちに退避し他の艦へ移動せよ。私はこの船、天龍とともに最後を共にする」
兵「そんな!艦長を置いて我々が退避だなんて…やはり私もこの船と共に!」
艦長「いいか、これは上官である私の命令だ。無駄な死は出したくない」
兵「…了解しました。これまで共にできたことを誇りに思います。では!」
しばらくして退避が完了し、船はかなり傾き始めていた
艦長「誰もいない艦内は静かなものだな……まだお前と共に戦いたかった。 」
船の浸水が進んでゆく…
そろそろタイムリミットが近づいていた
艦長「これで眠りにつけるな…来世は幸せになりたいものだ…」
艦長の意識が途切れてゆく、視界が暗くなる
そして、船は沈んだ…