第4章 私がセブンチルドレン
ある日、私の目の前に厳ついおじさん達があらわれた
胸のマークには『NERH』
と、刻まれていた。
「なんですか?」
「…ある人の命であなたを連れていきます。
心配は、しないでください。
あなたが必要なのです。」
私は、嘘だと思った。
長年生きていたんだ
誰よりも、あなた達よりも
その中で、誰も私の相手をしてくれる人なんていなかった。
「私に何をするつもりですか?」
「変なことはしない。
したと思ったら、殺して貰って構わない。」
「……分かりました。」
そして、私は、厳ついおじさん達についていく事にした
殺して貰って構わない
そういったんだ。
それだけ、意志が強いことも分かったし
あの時のことが何か分かるかもしれない
そう思ったからだ。