第5章 綾波レイ
「あなたは誰?」
「えっ?えっと私は…リョウ!
リョウって言うの。
貴方は?」
「私は、綾波レイ」
「もしかして、ネルフに関係があるの?」
「貴方は、違うの?」
ドキッ………
そういや、そうだよね
勝手に連れてこられて反発したけど
私には、セブンチルドレンという肩書きが存在する……
「怖いの?」
えっ………
怖いのかな
私…
確かに、今まで人と関係を持ったことがないのに
こうやって、新たな人と話をしているんだ。
今までにないこと
それがここに着てから随分続いている。
そして私が知りたい少年の未来が消えてしまうかもしれないから。
私は、あの人と会いたいと思っている。
会える確率なんて考えたこともない。
けれど、会いたいという欲は増えるばかり
それなのに、彼に関係のある使徒というのを倒さなければいけないんだ
「怖い…よ。」