第2章 出会い
ドラゴン
「……我々と来ないか?」
ミリア
「えっ……?」
ドラゴン
「革命軍に入らないか…ということだ。
ミリアお嬢様がこの国にいるのは危険すぎる…。」
確かに、国王軍はフレイア家の血を根絶やしにするべく、私を殺そうとするでしょう…
お父様、お母様、そしてミクリお姉様のためにも…
私は、生きなければならない……
ミリア
「ドラゴン様の言う通りですわ…
私をその…革命軍に入れて下さいませんか?」
ドラゴン
「もちろんだ…おっ、ちょうどいいところに……」
ドラゴン様の視線の先には、
ひとりの男がこちらへ走ってくるところだった。