第2章 出会い
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「革命家の…ドラゴンだ。
すまない……国王軍を止めれなかった。」
そうですわっ!!手配書で見ましたわ。
《世界最悪の犯罪者》と言われている方……
でも、なぜこのクーメイカ王国に……
ぐるぐると考えていると、ひとつの答えに辿りつく。
ミリア
「っっ!!」
もしかして、この革命を起こしたのは…
民に革命を起こさせたのは……
そして、私たちを護るために、ここへ……
ミリアの眼からまた、涙が溢れた。
涙をふきながら、首を横に振った。
ミリア
「いえ、そのお気持ちで十分です。では……」
その場から立ち去ろうとすると……
ドラゴン
「待ってくれ。一つ、提案がある……
ミリアお嬢様がよければだが……」
ミリアはドラゴンの瞳をまっすぐ見つめた。