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プリンセスロード~番外編~
第11章 彼の過去
んっ・・ここは・・・
周りには知らない男たち。
手が動かない。
後ろで縛られてる・・・?
「アニキ、女王様のお目覚めですぜ」
何・・・?
眼帯の男が目の前に来て、私の体を起こして座らせる。
ニヤニヤ笑いながら、おどけて言う。
「女王様、大変失礼をいたしました。
身代金を頂くまで、お付き合い下さいませ」
「リオン・・・」
思わず震える声で、彼の名前を呼ぶ。
眼帯の男が鼻で笑った。
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