第9章 旧友との再会
夜になり、今日もリオンの入れてくれた
ピーチティーを飲む。
リオンが何か話しているけど、私は適当な相づちを打っていた。
どうしよう、明日カイに断らなくちゃ。
あんな風に思っているなんて、全然気づかなかった・・・
ふわっ
身体が宙に浮く。
「何・・・?」
リオンが私を抱き上げていた。
「上の空ですね。誰のことを考えていたんですか?」
ベッドに降ろされる。
と、慣れた手つきで私の手首をベッドの柵に縛りはじめる。
「ちょ、ちょっと、何するの!?」
手をバタバタさせようとするけど、しっかり縛られていて外れそうもない。