第4章 初めての「親友」
「えっと…私はファーユ・ワーナー。こちらこそ大歓迎です。よろしくお願いします。」
手を差し出すと喜んでとばかりにそれに応じた。少しの間、そのぬくもりに浸かり、すぐに手を放した。
「ふぁーたん、ねむいの?手がすごくあったかいね。顔も赤いし。遅くにホント、ごめんね~。」
「…ふぁーたん??」
…気になってしまったので、恐る恐る聞いてみた。
「えっと…仲良くなった証にあだ名で呼ぼうと思ったんだけど…ダメかな?」
「…! もちろん大歓迎だよ! よろしくね! ハンジ!」
「うん!! よろしく! ふぁーたん!」
それからかなりの時間、はなしていた。あくびもでるので
そろそろ寝ようと思っていた。