第4章 初めての「親友」
ふいにハンジが靴を脱ぎ始めた。
「ねぇ、ふぁーたん。そこ、よけてもらってもいい?」
よくわからなかったが言うとおりによける
とハンジが部屋にづかづかと入ってきた。
「ちょっ、ハンジ! だめだよ、はいってきちゃ… 教官に怒られちゃうよ。」
すると、ファーユのほうに顔を向け、
「あぁ、そうだ。言ってなかったね。ごめんごめん。実は私もこの部屋なんだ~ よろしく~」
「…えええぇぇぇぇぇぇぇ!!」
思わず、叫んでしまった。ここは、他とは
違い、二人部屋なのだがまさかハンジがこ
の部屋に割り当てられていたとは思いもしなかった。
だが、女友達もできたし、うれしく思った
ファーユだった。