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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第99章 BETWEEN THE SHEETS



「男女問わず、誰にでも優しいし、
よく気が付くし。
仕事には真面目で優秀で、滅多と笑わないけど、
たまに見せる笑顔に結構な男女が
落とされてますよ。」


「男女……?」

「この兵団、男ばっかりですからね。
そりゃ、これだけ男が集まれば、
男が男好きになることも普通にあります。」

「そ、そうなの?」


現在唯一正常なエルドに言われると、
説得力がある。



「本人はそんなつもりなさそうですし、
気付いてもなさそうですけど。
実際かなり人気ありますから。」


「まぁ、分からない話じゃないね……」


そう言葉にしつつも、
まさかそこまでの人気があるとは
思っていなかった。


「そんなモブリットさんが、特定の人と……
ってことになると、やっぱ噂になりますよ?!」

いきなり身を乗り出したオルオは、
飛び出した拍子に机に足をぶつけ、
ついでに舌も噛んだようで、
瞬時にその場にうずくまった。

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