第97章 ●好きなことばかり
「……凛、まだ薬の影響、
あったりする……?」
「んっ…、……何で?」
「いや……濡れた感じがいつもと違うから。」
「……薬の影響がありそうだった、
前回と同じ感触、ってこと?」
「ああ。」
ねっとりとした愛液を確かめるように、
少し指先を陰部に入れ込むと、
凛の嬌声と共に、
溢れ出す愛液が指先をどんどん濡らしていく。
「…はぁっ、ん…、
薬、さすがにもうきれてる、と思うけど。」
「……そっか。」
それはそうだ。
3、4日で効能が切れると言われていた
薬の影響が、
さすがに二週間以上続くはずはない。
それでも、この違和感は拭い去れない。
……少しは勘違いしてもいい、ってことか?
つい、そんな風なことを思ってしまいながら、
指先に絡みついた愛液を、
膨らんだ陰核に纏わせ、
中指でそっと振動を与え始めた。