第95章 気持ちと記憶の整理の時間
ある日の夕方。
基地の前で
訓練終わりのリヴァイに出くわす。
こんな時間から外に出るなと諭され始めた為、
ここにいる理由を大まかに話すと、
リヴァイは大きなため息を吐いた。
「お前ら、
いつの間にそんなに仲良くなったんだ?」
「うーん、
憲兵団に手伝いに行ってからかな。
会議前に二人で結構話して。」
「……相手もお前と接して、
何か感じるもんが
あったのかもしれねぇな。」
「……そうだったらいいなぁ。」
リヴァイにポンポンと頭を叩かれた直後、
「凛。迎えに来たぞ。」
という声が背後から聞こえ、
後ろを振り向いた。