第84章 ●欲しい分を欲しいだけ
既にねっとりとした濃厚な愛液が溢れ、
いつもとまるで様子が違うことを簡単に察する。
一体どんな薬を使われたんだ……
指を動かすより先に、凛は一度達し、
中が痙攣しているのが分かる。
薬のせいだと分かっていても、
この状態に昂奮を覚えずにはいられない。
自分のモノも、
この時点でかなり反応を示していた。
「はぁ、んっ…、リヴァイ、もっと…、」
強く求められるように
首筋に縋りつく凛の腰を支えながら、
すぐに入れ込んだ二本の指で刺激を始める。
内側の壁面を擦りながら到達した、
いつものポイントを指の腹で圧迫すると、
すぐに指が呑み込まれるような感覚に襲われた。
「……一瞬じゃねぇか。」
「ん、はぁっ…、ね。
ほんと、これ…すごい、よ。」
恍惚で緩んだ表情を浮かべる凛を見ていると、
また下半身の反応が簡単に促され、
ベルトを緩め始めた。