第84章 ●欲しい分を欲しいだけ
リヴァイはドアを一瞥し、
鍵をかけたことを確認すると、
手早く凛のシャツのボタンを外し、
既に乱れていたボトムスを脱がせきった。
「……ナイルには?」
不意にそう問いかけると、
凛は首を横に振る。
「まさか。
さすがの私も妻子持ちには手出さないよ。」
「……ナイルもなかなか
理性が強いじゃねぇか。」
凛のこの乱れた表情を見ていながら、
何も手を出さず
俺を呼びに来たナイルに感心する。
エルヴィンの言う通り、
本当に嫁が大事なのか。
もう会話をすることも
辛そうな凛に唇を重ねると、
凛の身体はそれだけで敏感な反応を見せた。
「……リヴァ、イ…ごめん……
できるだけ、乱暴めで…お願いします。」
「……分かった。」
凛の言葉の意味をすぐ理解すると、
唐突に陰部へ指を入れ込んだ。