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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第83章 落ち着かない日





着いた先の応接室は、ヤケに薄暗い。

他の部屋と違って、派手さもない。


他兵団の団長を招くような部屋には
思えないが、調査兵団だしいいか、
という思いの表れなのだろうか。



「あちらにおられますので、」


少し離れた場所にある応接室のソファーを示し、それだけ言って足早に部屋を出て行った兵士の後姿を見送った後、僅かな違和感を覚え、ソファーに目を凝らした。




……いや、違う。



そう思ったと同時にドアノブに手を掛けるが、


「待て!!」


と言う大きな声に驚き、一瞬動きを止める。



だが、その一瞬が命取りになった。

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