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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第8章 救世主……?



「……なぁ。
俺がどこに付き合えって
言ってんのか分かってて、
そんな呑気な事言ってんの?」

「……それは、デートのお誘い?」

当てずっぽうで問い返してみると、
私の手を握ったままの彼は、足早に歩き出した。


「ちょっ……、待った、どこ行くの?」

「“デート”だよ。
お礼のデートに付き合ってくれるんだろ?」

絶体絶命の場面で助けてもらっておいて
何のお礼もしない訳にもいかないだろう……

どうせ暇だし、
デートくらいなら付き合ってもいいか。


我ながら相変わらず能天気だと思いつつも、
彼に手を引かれるがまま、後に続いた。



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