第46章 謝罪の時間
例の如く、
またいつの間にか寝ていたようで、
既に辺りは暗闇に包まれていた。
リヴァイは隣で寝息を立てて眠っている。
私が起きても、
リヴァイが起きないことなんて
いつ振りだろうか。
調査での疲れがこの睡眠で
少しでも取り除ければいいと願いつつ、
そっとベッドから抜け出し、
リヴァイの部屋を後にした。
時計はまだ見ていないが、
もう深夜が近い筈だ。
かなり眠っていた気がする。
……それでも、ここに行かないと、
今日は終われない。
すぐに辿り着いたその部屋のドアを
ノックした。
「……凛。」
「団長、夜分に失礼致します。
少しお時間宜しいでしょうか?」
「……ああ。」
表情だけでは、
その感情まで読み取れない。
でもきっと、
内心は気まずさを感じているはずだろう。