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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第41章 同じ気持ちのソフレ



「モブリット。
そこで一つ提案があるんですが。」

突然丁寧語になる凛に
視線を向けると同時に、
太腿に滑らかな指の感触が奔り、
思わず身体が小さく揺れる。



「しよう。」


「……え、なにを?」

「この状況で何を?
ってことはないでしょ。」


そう言われたと同時に、
徐にベッドへ押し倒された。



「思ってたんだけど、
やっぱりこのまま何もせず
って訳にはいかないよね。」


「……ま、待った。」


もう何と声を掛けていいか分からず、
声も上擦る。

最高に気が動転すると、
こんなにも喋れなくなるなんて、
今初めて知った。




「モブリットはそのままでいいよ。
私が勝手にするから。」



……勝手に?何を?


混乱する頭のまま、
ベルトのバックルに手を掛けられ、
咄嗟にその手を握り、阻止した。

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