第37章 ●今度こそ
「ぅあ、んっ…!
や、ダメっ、エルヴィ、ん…!」
凛の喘ぐ声をずっと聞いていたい。
そう思ってしまう程に、
この声は魅力的で官能的だ。
拒否の意を唱えているのに、
どうしてもやめたくなくて、
陰部が急激に収縮を始めても、
半ば無理矢理陰茎を捩じ込む。
「も、やだっ…、すぐ、いくっ……」
恥ずかしそうに身体を捩じらす凛は
既に相当呼吸が荒く、苦しそうだった。
「……すまない、
強引にし過ぎたよ。」
謝意を示すが、自分のものは
まだ強く凛を欲していて、
膨らみを増す一方だった。
「…はぁっ……、
エルヴィン、疲れて、ない……?」
「……何故?」
息を切らした問いに、自然と首が傾く。
「明日から……調査だから、
あんまり無理させるの、良くないし、」
全く整う気配のない呼吸の中で
そう言われ、
反射的に凛を強く抱きしめた。