第34章 ●リヴァイの衝動
「正直に言っただけだが。」
「……なに?さっきのお詫びに
甘い言葉を囁くことにしたの?」
「……詫びは別で入れる。」
それだけ言って、
顔を覆っている手を根元から指先まで
丁寧に愛撫していくと、
手の力が緩んでいくのが見て取れる。
「ダメそれ……すごいゾクゾクする。」
「そうか。
それは良いって意味なんだろ?」
赤らんだ頬が露わになり、
それと同時に凛の指先を口に咥える。
指先すら熱を帯びていて、
汗ばんだ味でさえ昂奮を誘った。
「んっ、……リヴァイ、
いやらしい顔、してる。」
「お前もな。」
指を咥えたままそう言うと、
凛の頬が緩む。
「……やっぱり、乱暴の方より、
こっちの方が好きです。」
思わず本音を漏らす凛に、
リヴァイは無意識に近い状態でキスをすると、
再び、優しく、穏やかに愛撫を始めた。