第34章 ●リヴァイの衝動
「……お前、」
そんなことしてくるから
こっちの抑えが利かなくなるんだろうが、
と、口を開こうとした時、
「リヴァイも結構言葉に弱いと思うよ。」
そう言われたと同時に、
一瞬で膨らみを取り戻した下半身を撫でられ、
思わず小さく声を上げる。
「ね。」
「……ね。じゃねぇだろ……!」
「リヴァイ、まだいってないよね?
続きしようよ。」
若干焦った声を出すリヴァイに反し、
凛の声は穏やかで、その声と一緒に
リヴァイを優しく抱きしめる。
「……次も乱暴なやつする?」
冗談めかしてそう言う凛に、
「しない。」
と、リヴァイは端的に返事をし、
そっと凛の髪を撫でると
「……次はお前が“愛情”ってもんを
感じずにはいられないくらい優しく抱く。」
そう言ってすぐに反応した
凛の表情を見ながら、
ゆっくり唇を重ねた。