第33章 リヴァイの感情
部屋に着いてベッドの前に立ち、
即行凛を押し倒す。
……つもりが強引に押し倒され、
予想外の大胆さに一瞬動きが止まる。
「……なんか久しぶりだね。」
「いや、お前に押し倒されるのは初めてだが。」
冷静に事実を述べると、凛は頬を緩めた。
良かった。
まだその顔はできるのか……
「おい。お前はいつからこんな
強引な女になったんだ。」
「いつから?
リヴァイと出会った当初から、
私は結構強引な気質だったでしょ?」
問うたはずが問い返され、
思わず初めて出会った時のことを思い返す。
……が、出会ったばかりの頃には、
自分が性欲処理の為に
誘っていた記憶しか浮かばず
記憶を辿ることは一旦中断した。