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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】
第31章 それぞれの感情
「……何ですか?」
ハンジの意味ありげな視線に気付き、
モブリットは視界の隅でハンジを見る。
「いや、モブリットも変わったよ。」
「……そうですかね。」
「分かってるくせに。」
ハンジは片頬に笑みを浮かべ、
軽くモブリットの肩を小突く。
「エルヴィンもリヴァイも、
明確に守りたいものができたから
変われたんだろうね。」
モブリットは心の中で
ハンジの言葉に頷きながら、
エルヴィンとミケの機敏な立体機動装置捌きを
見つめていた。
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