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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第30章 女慣れした新たな仲間



「いや……、まずいとは思うけど、
実際そんなに焦ってない。」

「……何で、ですか?」

「だってエルド最初に言ってたでしょ?
“兵長の想い人に手は出しません”って。」

凛はそう言うとずっと気になっていた
エルドの軽く束ねられた金髪にそっと触れる。


想像していた通り、滑らかで柔らかい。


エルヴィンの金髪より、
少し繊細な手触りがした。



「そう思ってるくらいだから、
これ以上はないと思う。それに」

エルドは穏やかな声で話し始めた凛の方に
視線を向け、

「エルドは合意の上でしかしないタイプ、
の、モテる人じゃない?」

そう言った凛の発言で
小さく吹き出した。



「凛さん、
俺のこと兵長から何か聞きましたか?」

「うーん、班で一番女の扱いが上手いとか、
口が達者……とかって聞いたかな。」

「それだけの情報で
俺が無理矢理女性を犯さないと」
「思うよ。」

凛はエルドの発言に付け加える様に言った。

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