• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第28章 互いの要件




「……あいつ、ミケの部屋から
まだ出て来ていないようだが。」

乱暴な座り方とは裏腹に、
リヴァイはポツリと呟く。


「凛がか?まさか。
凛がミケの部屋に入ってから
軽く半日は経つぞ。」

そんな呟きの声量と
対比した声を出すエルヴィンだったが、

「は?半日?
あいつはそんなにミケの部屋にいるのか?」

と、さらに声を張ったリヴァイの表情を見て
フッと息を漏らした。



「……お前も俺も変わったな。」

「俺は変わりたくて
変わったわけじゃねぇよ。」

「リヴァイ。それは俺も同じだよ。」


エルヴィンはゆっくり椅子に座り、
ダミーとして出しかけていた書類を
丁寧に机の引き出しにしまった。

/ 1588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp